高齢になるとお茶などの飲み物が、飲み込み難く、ムセやすくなる場合があります。
私たちでも、お茶を飲んでいてすごくムセて苦しい思いをした経験があるかと思います。
これは、お茶などの液体が、さらさらとしていて、飲み込むタイミングがとりにくいことがあります。
高齢になるとこういった光景が頻回にみられるようになった場合、とろみをつけるといった方法がとられます。
そこで使用されるのが
とろみ調整食品。別名、とろみ剤、増粘剤なんかとも呼ばれたりします。
見た目は、白色の粉です。
調理で使用する片栗粉とは異なり、加熱しなくても飲み物にとろみをつけることができます。
とろみをつけることで、飲み込むタイミングをとりやすくします。
なんて便利な魔法の粉なのでしょう。
しかし、使い方を間違えるととろみをつけすぎたりしてしまう怖さもあります。
そこでホームでは、介護職員間でのとろみをつける程度の差をなくすため、とろみの基準をつくりました。
まず、とろみの程度を3段階に分けました。
「とろみ①」、「とろみ②」、「とろみ③」と名づけました。とろみ③になるに従ってとろみの程度は強くなっています。
ポイントは、
・使用する液体の種類
・液体の量
・とろみ調整食品の量です。
上記の内容を押さえ、給食委員会で意見を集めとろみの早見表を作成し、写真のBOXと計量スプーンを各ユニットに配布しました。
実際の食事ケアにどのように繋がっていくのでしょう。
睦合ホーム
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